招聘教授
PROFESSEURS

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Rigutto
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マリー=テレーズ・ケレール
Marie-Thérèse Keller 声楽

パリ・エコール・ノルマル音楽院 教授

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メゾソプラノ。ストラスブール地方音楽院卒業後、ハンス・ホッターとドゥニーズ・デュプレクスに師事し、パリ・オペラ座等での公演に出演。ラヴェル「スペインの時」コンセプシオン、「カルメン」タイトルロール、「ウェルテル」シャルロット、ナタリー・デセイと共演した「ランメルモールのルチア」アリーサや「ラクメ」マリカ、「美しきエレーヌ」、「ミニョン」、「カルメル会修道女の対話」マリー、「フィガロの結婚」ケルビーノとマルチェリーナ、「ペレアスとメリザンド」ジュヌヴィエーヴ等で高い評価を得る。近年の出演作はプッチーニ「ジャンニ・スキッキ」、「修道女アンジェリカ」、ベルク「ルル」。アラン・ロンバール、マレク・ヤノフスキら著名指揮者との共演や、多数のリサイタル出演の他、ヴェルディ「レクイエム」、ロッシーニ「小荘厳ミサ曲」等のオラトリオやマーラー「大地の歌」にも出演。現在、パリ・エコール・ノルマル音楽院教授。ラン国立オペラでは「声楽家の身体訓練」とフランス語ディクションの指導も行う。


クレール・デゼール
Claire Désert ピアノ

パリ国立高等音楽院 教授

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ラ・ロック・ダンテロン等の有名音楽祭に常連として出演する他、国際的な舞台に多数出演。ソリストとしては、パリ管弦楽団等の主要オーケストラや、マレク・ヤノフスキらの指揮者と共演している。14歳でパリ国立高等音楽院に入学。ピアノをヴェンティスラフ・ヤンコフに、室内楽をジャン・ユボーの下で学び、両科目で1等賞を獲得。同音楽院修士課程では室内楽をロラン・ピドゥーに師事。エフゲニー・マリーニンに見出され、モスクワ音楽院にも留学した。実力派室内楽奏者として知られ、エマニュエル・シュトロッセ、アンヌ・ガスティネルらと定期的に共演している。充実したディスコグラフィーの中では、シューマンのノヴェレッテを収録したアルバムがレペルトワール誌で10点を得た他、97年にドボルザークとスクリャービンの協奏曲の録音でヴィクトワール・ドゥ・ラ・ミュージック賞受賞。シューマンを収めたCDではテレラマ誌「fff」とクラシカ誌「Choc」受賞。現在、パリ国立高等音楽院教授。


エマニュエル・シュトロッセ
Emmanuel Strosser ピアノ

パリ国立高等音楽院 教授

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(c) Jean-Baptiste Millot

同世代の中でも注目のピアニストとして、有名音楽祭や国際的な舞台でリサイタルを行う他、ソリストとして主要オーケストラと共演。室内楽も重視しており、クレール・デゼールとピアノ・デュオを組む他、オリヴィエ・シャルリエ、ヤン・ソンウォンと結成したトリオ・オウオンのメンバーでもある。ストラスブール出身。エレーヌ・ボスキに師事した後、パリ国立高等音楽院でジャン=クロード・ペヌティエ(ピアノ)とクリスチャン・イヴァルディ(室内楽)に師事。満場一致で両科の1等賞を得た後、レオン・フライシャー、ドミトリー・バシキーロフ、マリア・ジョアン・ピレシュの下でも研鑽を積む。フィレンツェ国際室内楽コンクール入賞、91年クララ・ハスキル国際ピアノ・コンクールファイナリスト。現在、パリ国立高等音楽院教授。最近では、シューベルトとシャブリエの作品を収録したソロアルバムをMirareよりリリース。デゼールとの共演では、同レーベルの「L'enfance」(13年)等で高い評価を得ている。


ブルーノ・リグット
Bruno Rigutto ピアノ

パリ・エコール・ノルマル音楽院 教授

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© Jean-Baptiste Millot

パリ国立高等音楽院でピアノをリュセット・デカーヴに、室内楽をジャン・ユボーに師事。同院では作曲と指揮も学ぶ。ロン=ティボー国際コンクールとチャイコフスキー国際コンクールで入賞。10年間サンソン・フランソワの唯一の弟子となる。若くして国際的に認められ、カルロ・マリア・ジュリーニ、ジョルジュ・プレートルら著名な指揮者たちに招聘される。室内楽にも力を注ぎ、アイザック・スターンやムスティスラフ・ロストロポーヴィチ等と共演。DECCA、EMI等のレーベルでレコーディングも多数行い、ディスク大賞を複数回受賞。19年、Apartéレーベルよりショパンのノクターン全集の新録音を発表。指揮者や作曲家としても活動し、舞台や映画音楽にも関わる。アルド・チッコリーニの後を継ぎ、パリ国立高等音楽院では20年以上にわたり教鞭を取った。現在はパリ・エコール・ノルマル音楽院教授であり、ヨーロッパや日本で定期的にマスタークラスも行っている。レジオン・ドヌール勲章シュヴァリエ受章者である。


オリヴィエ・シャルリエ
Olivier Charlier ヴァイオリン

パリ国立高等音楽院 教授

Olivier Charlier© Jean-Baptiste Millot

第一線で活躍する演奏家の中でも際立った存在感を放つヴァイオリニスト。14歳でパリ国立高等音楽院で1等賞を獲得した後、ミュンヘン、モントリオール、シベリウス、ロン=ティボー等の国際コンクールで次々に受賞を重ねる。国内外のオーケストラとの共演多数。レコーディングでは、デュティユー、ラロ、サン=サーンス、メンデルスゾーン、モーツァルト、ヴィヴァルディから、エドワード・グレグソン、ジェラルド・シュルマン等まで、幅広いレパートリーの協奏曲を取り上げている。ラ・ロック・ダンテロン、プラード・カザルス、ラ・フォル・ジュルネ等の音楽祭への出演をはじめ、室内楽も重視しており、ジャン・ユボーやブリジット・エンゲラーとの共演でCDをリリースしている他、エマニュエル・シュトロッセとヤン・ソンウォンとのトリオ・オウオンとしても録音多数。自身の師であるドゥカンの後を継ぎ、92年よりパリ国立高等音楽院教授。19年、22年の仙台など、多くの国際コンクールで審査員も務める。


レジス・パスキエ
Régis Pasquier ヴァイオリン

パリ・エコール・ノルマル音楽院 教授

Regis-PASQUIER

幼少時より音楽に触れた早熟の才能は、12歳にしてパリ国立高等音楽院でヴァイオリンと室内楽の1等賞を受賞。14歳で渡米し、アイザック・スターン、ダヴィット・オイストラフ、ピエール・フルニエ、ナディア・ブーランジェと出会う。数年後、ジノ・フランチェスカッティがその才能に惚れ込み、共にバッハの「2つのヴァイオリンのための協奏曲」を録音。各国の有名オーケストラにソリストとして招かれ、ロリン・マゼール、ジョルジュ・プレートルら名指揮者と共演し、不動の評価を得る。室内楽では、アイザック・スターン、ムスティスラフ・ロストロポーヴィチらと共演。91年ヴィクトワール・ドゥ・ラ・ミュージック年間優秀ソリスト賞および、ヌーヴェル・アカデミー・デュ・ディスク特別賞受賞。若手育成にも力を注ぎ、85年~11年、パリ国立高等音楽院教授。ステファン・グラッペリの招きで複数のジャズコンサートに出演するなど、ジャズ愛好家でもある。


ピエール・レネール
Pierre Lenert ヴィオラ

パリ・エコール・ノルマル音楽院 教授

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©Caroline Doutre

驚くべき自在さを備えた演奏が高く評価されており、ピアニスト広瀬悦子とのデュオでの新作CD「情熱」ではクララ・シューマン、ブラームス、ヨアヒムに至高のオマージュを捧げている。また、アンサンブル「レネール・ファンタジー・グループ」でオペラからシャンソンまで独創的なレパートリーに取り組む。65年のエマニュエル・ヴァルディ以降、ヴィオラでパガニーニ「24のカプリース」の録音に挑戦したヨーロッパで唯一の演奏家。これまでにヴュータン「ヴィオラとピアノのための作品集」等のCDを発表。最初の師は父ジャン・レネールで、その後ユーディ・メニューインと決定的な出会いを果たす。フィリップ・モリス財団や主要な国際コンクール(ライオネル・タ-ティス、マルクノイキルヘン、モーリス・ヴュー)の受賞者でもある。パリ国立歌劇場管弦楽団ソロ首席ヴィオラ奏者。セレナード国際室内楽フェスティバルとル・グー・ドゥ・ラ・ミュージック・フェスティバルで芸術監督を務める。パリ・エコール・ノルマル音楽院教授。
★ピエール・レネール先生によるパガニーニのカプリースについてのインタビュー動画はこちら




その他、こちらの動画も是非ご覧ください。
https://www.youtube.com/shorts/ve-dU8y4uV4?feature=share
https://youtu.be/CJiudicNmK8?si=F074R-y518u8mXqY


ディアナ・リゲティ 
Diana Ligeti チェロ / 特別講座

パリ国立高等音楽院 教授

DianaLigeti
©Lyodoh Kaneko

チェロ奏者・指導者として、国際的に多彩な活動を展開し、著名な演奏家とも共演多数。アンサンブルでは「トリオ・ジョルジュ・サンド」や「カリオペ」に参加する他、「オープン・チェンバー・オーケストラ」のソロ・チェロ奏者を務める。これまでにArion、Polymnies、Leman classics、日本室内楽振興財団等からリリースしたCDが批評家から称賛を得ている。ミュンヘンのARD国際音楽コンクールファイナリスト、ドゥエ国際チェロコンクール優勝などの受賞歴に加え、「トリオ・リゲティ」として参加した大阪国際室内楽コンクールでは第1位に輝く。現在、パリ国立高等音楽院、リュエイユ・マルメゾン地方音楽院教授。ヨーロピアン・チェンバー・ミュージック・アカデミーと京都フランス音楽アカデミーの教授陣にも加わる。04年以来、フォンテーヌブロー・アメリカ音楽院で教鞭をとる。18年には、100年の歴史を持つ同音楽院で、女性としてはナディア・ブーランジェ以来初めてアーティスティック・ディレクターに就任した。


ジャン・フェランディス
Jean Ferrandis フルート

パリ・エコール・ノルマル音楽院 教授

Jean-Ferrandis

モーツァルトのフルート協奏曲K314を演奏した際、アダージョを聞いたバーンスタインに「彼はまさにパン(牧神)である!」と言わしめるほど称賛を得たフルーティスト。リヨン国立高等音楽院を卒業後、プラハの春国際音楽コンクールで優勝。以後、カーネギーホールやシャンゼリゼ劇場など、各国の有名ホールでリサイタルや室内楽の公演を行う他、ソリストとしてオーケストラと共演。多くの音楽祭にも招かれ、ジャン=フィリップ・コラール、アンリ・ドゥマルケット、イヴリー・ギトリス、ジャン=マルク・ルイサダらと共演している。録音ではあらゆるフルートのレパートリーを取り上げ、22年にはモーツァルトのフルート四重奏曲全集を発表。世界初演となったアレクサンドル・デスプラの「ペレアスとメリザンド」等、現代の作曲家の作品を演奏することも多い。現在、パリ・エコール・ノルマル音楽院とカリフォルニア州立大学フラトン校で教鞭をとる。ヨーロッパ、日本、韓国、アメリカでは定期的にマスタークラスでの指導も行う。


フローラン・エオー 
Florent Héau クラリネット

パリ地方音楽院 教授

Jean-Ferrandis

優れたフランス流派クラリネット奏者の1人として、輝かしい伝統を世界中に伝えるべく演奏活動および教育活動を行っている。パリ国立高等音楽院でミシェル・アリニョンのもとで学び、数々の国際的なコンクールで第1位を獲得。室内楽にはとりわけ精力的に取り組み、ルノー・カピュソン、ジェラール・コセ、アンリ・ドゥマルケット、アンヌ・ガスティネル、ミシェル・ベロフらと共演するほか、ソリストとしては、ヨーロピアン・カメラータ、パリ室内管弦楽団、ブルターニュ管弦楽団、ポーランド放送室内合奏団、プラハ室内管弦楽団等と共演。また、ティエリー・エスケシュやフィリップ・エルサンら現代音楽の作品も初演している。パリ国立高等音楽院でミシェル・アリニョンのアシスタント教授を務めた後、リュエイユ=マルメゾン地方音楽院教授を経て、現在はパリ地方音楽院およびローザンヌ高等音楽院教授として後進の指導を行う。ヨーロッパ各国やラテンアメリカ、アジアのマスタークラスにも定期的に招聘されている。


ジャン=ピエール・バルトリ
Jean-Pierre Bartoli 音楽学特別公開講座

ソルボンヌ大学教授

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04年~08年にパリ-ソルボンヌ大学(パリ第4大学、現ソルボンヌ大学)で研究担当の副学長を務め、現在は同大学教授。フランス音楽分析学会の創設者の1人であり、17年~22年には会長を務めた。主に18世紀~19世紀の音楽言語や、音楽記号学、ベルリオーズの様式、音楽におけるエキゾチシズムを中心に研究を行っている。ベーレンライター社のガブリエル・フォーレ全集の編纂委員会のメンバーとして、第6巻(3)ピアノのための作品(未刊行作品を含む)を校訂。現在、第6巻(4)ノクターン等を準備中である。著書に「L’Harmonie classique et romantique(古典派とロマン派のハーモニー)」(Minerve出版、第2版、2023年)や、ジャンヌ・ルデとの共著「L’Essor du romantisme, la fantaisie pour clavier de C. P. E. Bach à Franz Liszt(ロマン派の発展 C.P.E.バッハからフランツ・リストまで、鍵盤への幻想)」(Vrin出版)等がある。99年~23年、ソルボンヌ大学で演奏会「レ・コンセール・ドゥ・ミディ」シリーズを開催した。